顔だけでなく、背中や胸、おしりなど、ニキビやできものは場所を選ばずに知らない間にできてしまうことがあります。
そんな時に、すぐに塗り薬に頼っていませんか?皮膚病には塗り薬は必ずしもあてはまりません。
特にニキビについては、ほとんどの場合、塗り薬を塗っても意味がないというデータすらあるそうです。それはなぜなのでしょうか?
今日は、なぜニキビに塗り薬が効かないのか!?その理由をご紹介します。
化膿したニキビに薬を塗っても回復が早まることはない。
10日以上も消えないような大きいニキビた、赤く炎症を起こしてしまっているニキビ、化膿してしまっているニキビは、塗り薬ですぐに治るものではありません。
化膿したニキビに薬を塗って早く治すということはできないのです。
なかなか治らないからといって気にし過ぎないことが大事です。完璧に治るのに1カ月以上かかることもよくあるんですよ。
でも、どうして塗り薬ではニキビの回復を早めることができないのでしょうか?
肌にとってニキビは傷と同じ!自然の力で皮膚が再生するのを待つしかない!
ニキビができて化膿してしまったニキビは、肌にとっては傷ができたのと同じ状態。つまり、皮膚の細胞分裂による自然治癒でしか治らないのです。
細胞分裂のスピードは、ニキビや傷ができた場所や、人によって個人差がありますし、子供のほうが大人より爪が早く伸びるのと同じく、若いほど早いです。
塗り薬は、細胞分裂の速度を上げるものではありませんし、薬で肌の再生を早めることはできません。
もしニキビがものすごく化膿したり大きく晴れて炎症を起こしてしまった場合は、しっかりと時間をかけることでしか治らないものとして覚悟をしましょう。
また、ニキビに塗り薬を使うことは、全く意味がないとは言いませんが、あくまでもニキビ治療の中では補佐的な役割だということを理解しましょう。
アレルギーをはじめ、塗り薬が効かない皮膚病は意外に多い!
肌の表面にできる腫れ物は、多くの場合皮膚以外にも問題がある場合が多いです。
例えば一番わかりやすいのがアレルギーです。
アレルギーはカラダが何らかのアレルギーに拒否反応を起こしてしまい、結果としてそれが肌にじんましんや皮膚炎に現れます。
その時に塗り薬を塗っても経験上あまり意味がないことは多くの人が体感していますよね。
アレルギーを引き起こす食べ物などを控え、アレルギー自体が引くのを待つしかないのです。
実は、ニキビについても同じことが言えます。
ニキビの原因の大半はホルモンバランスの乱れ。つまりカラダの中の問題!
清潔にしているつもりでもできてしまうようなニキビの場合、主な原因はホルモンバランスの乱れです。
つまり、問題はカラダの中で起こっているので、皮膚に薬を塗るよりも、カラダの中で起こっている問題を解決したほうがニキビの治りは早いのです。
生活を見直し、時には飲み薬の力も借りて、体の中から整えていかない限りは、いくら薬を塗ってもきりがありません。
生活習慣を見直して、ホルモンバランスを整えよう!
食生活や睡眠時間に少し気を配った生活をしてあげるだけで、肌の調子は劇的に変わります。
体調が肌に現れやすい人ほど、その効果を実感できるはず!
まずは野菜を増やして、体に良くなさそうな脂分や炭水化物を少し減らしてあげましょう。
また、一度に寝だめをしないで、まずは3日間、しっかりと睡眠時間を確保してあげましょう。
肌をきれいにする生活習慣については、以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
カラダの中からニキビを治す、というイメージをしっかり持ちましょう!
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