ランニングやウォーキングなど有酸素運動ダイエットのよくある勘違い

有酸素運動

この時期、ダイエットとしてランニングをはじめよう!という人が増えてきます。

今日は、有酸素運動でダイエットをはじめたい方向けに、ランニングやウォーキングにまつわるよくある初心者勘違いをご紹介します。間違った知識を持ったまま、無駄なダイエットをしてしまわないようにしましょう。

勘違い No.1 汗をいっぱいかくと痩せる

出展: weheartit.com

出展: weheartit.com

「汗をいっぱいかくと痩せる、デトックス作用もあってなおさらいい!」

これ、勘違いだってご存知でしたか?汗と脂肪燃焼は関係がありません。汗をいくらかいても、それによって脂肪が燃焼されることもないし、燃焼した脂肪が汗になって流れ出るということもありません。

よくサウナスーツを着て走っているぽっちゃり女性を見かけますが…

これは間違った情報とグッズに踊らされている人です。

「じゃあなんでプロボクサーは減量の時にサウナスーツ着て走るのよ!」

プロボクサーは有酸素運動と無酸素運動、そしてハードな食事制限で規定体重をクリアするために脂肪をとことん落とします。

プロボクサーは、計量日までに体重を仕上げるためにラストスパートとして走って水分を抜く。

プロボクサーが試合前にサウナスーツを着て汗を流すときは、減量期のクライマックスで、体中の水分を極限まで落として、少しでも体重を軽くするためです。

通称「水抜き」と言われ、計量までの最後の数日間はできるだけ水分を取らず、水分を排出することで体重を軽くするのです。

コンテスト前のボディビルダーも同じことをするようです。極限まで脂肪をなくした後、より皮膚を薄くして筋肉の輪郭をはっきりさせるために「水抜き」を行います。

走っていっぱい汗をかくととても気持ちがいいので、ついダイエット効果もあるのではないかと思いたくなってしまいがちですが、汗と脂肪燃焼には残念ながら直接的な関係はないので注意しましょう。

勘違い No.2 走れば走るほど脂肪は燃焼される

出展: weheartit.com

出展: weheartit.com

「走れば走るほど脂肪は燃焼される、だってマラソンランナーとかガリガリじゃない?」

ランニングは、確かにある程度はダイエット効果があります。今は太っている、またはぽっちゃりしているという方にとっては、脂肪を燃焼させる効果が期待できます。これは、走ることを習慣化することで、体が走ることに適した体形になろうとするためです。

走ることで普段全く使っていない筋肉に刺激を与えることができますし、呼吸を整えたり姿勢よく走ることでインナーマッスルへの刺激も見込めます。

有酸素運動だけすると脂肪が落ちづらい体になってしまう

しかし、ランニングのような有酸素運動を続けているとそのうち脂肪が落ちにくい体質に変化してしまいます。これは、長い時間走れるように、できるだけ低燃費になろうと体質が変わっていくためです。

長く走り続けるために、貯めた栄養をできるだけ使おうとしない”低燃費な体”になってしまう。

低燃費な体とは、できるだけ体のエネルギーを使わずに走り続けようとするため、体に蓄えられた脂肪をできるだけ燃焼しない体のことです。人間は食べ物がない極限状態や、エネルギー不足を避けるために、一番最後まで脂肪をとっておこうとします。脂肪はできるだけ使いたくない、いざというときのためのストックなためです。

勘違い No.3 – ウォーキングは脂肪燃焼の効果が高い

出展: weheartit.com

出展: weheartit.com

ウォーキングは確かに有酸素運動です。そして、有酸素運動は体のエネルギーを燃焼しますので、脂肪も少しは燃焼されます。しかし、効果が高いというのは悲しい勘違いです。

ウォーキングはゆるい。消費カロリーもやっぱりゆるい

ウォーキングは、消費カロリーもやはりゆるいくて、1時間しっかりウォーキングをしたとしても、

  • 体重50キロの人の場合 → 260kcal / 1時間
  • 体重60キロの人の場合 → 320kcal / 1時間

と、たったこれだけしか消費できません。

お茶碗に1杯のごはんのカロリーは 235kcal(140gの場合)、大盛りの時は403kcal(240gの場合)なので、1時間もの長い時間かけて一生懸命歩くよりも、ごはんを控えるだけで同じ効果が得られるんです。

ウォーキングは運動負荷が低すぎる。

ご老人や、ケガやご病気をされた方にとっては、ウォーキングでも十分運動負荷が高いために、リハビリやトレーニングとしては非常に効果があります。

ただ、健康体の若い男女であれば、ウォーキングなんていうのは普通にできることなので、筋力アップも見込めません。つまり、やれば燃焼するが、やめれば燃焼しない、というカラダのままなんです。

基礎代謝があがらないウォーキングは痩せにくい。

筋トレなどで筋力がアップすれば、基礎代謝があがりますので、何もしていないときでも体がエネルギーを燃焼しやすくなります。基礎代謝は体重や体の大きさに比例して増えますので、スリムでも筋肉質になれば体重も重くなりますので、基礎代謝がアップします。

ウォーキングでは筋肉は増えませんので、脂肪が燃焼されやすい体にもなりません。わざわざそのために1時間や2時間も時間を使わないといけないのは非常に効率が悪いといえます。

健康的なダイエットは筋力アップと食事管理の習慣づくりが肝心!

出展: weheartit.com

出展: weheartit.com

いかがですか?有酸素運動を使ったダイエットは、一般的に知られている分、間違った情報や、聞こえの良いだけの効果のないノウハウなどが多いので、注意が必要です。

間違った方法と知らずに頑張って何カ月も無駄にしたら、とっても悲しいですよね。

基本的に、健康的なダイエットには近道はありません。

なぜなら、マラソンランナーも、ジムに通っているかっこいいカラダの人も、何らかのスポーツをしていてスリムな人も、みんな努力をしているからです。

健康的なダイエットを成功させる5つの条件

健康的なダイエットに大事なのは、以下の5つだと思います。

  • 痩せることはおまけ!運動そのものを楽しもう!
  • 自分の食生活を把握し、きちんと管理しよう!
  • 栄養バランスのとれた食事をとろう!
  • 間違った情報や都合のいい情報に惑わされない心を持とう!
  • 続けることを努力しよう!

すぐに効果が出るものだと思うと、1週間も2週間もとても長く感じます。

でも、楽しくやっていたら、3カ月でもあっという間に過ぎますし、気が付いたら効果を実感できていることでしょう。

このサイトでは、カロリー制限と有酸素運動を組み合わせたダイエットの他、より効果を短期間で実感しやすい糖質制限ダイエット(ケトジェニックダイエット)についても研究・実践していますので、ダイエットをお考えの貴女もぜひ参考にしてみてください。

糖質制限ダイエット中におススメの高タンパク食材ランキング
一日に必要なタンパク質量を食事から摂取するのは簡単なことではありません。いったいどんな食材が高タンパクな食材なのでしょうか?糖質制限ダイエット中のタンパク質補給における高タンパク食材ベスト5をご紹介します。

コメント

タイトルとURLをコピーしました